こんにちは、グローバル長女(@globalchojo)です!
条件付き合格で留学しても大丈夫?
英語力が心配・・・。授業について行けるかな・・・?
プレセッショナルコースって何を勉強するの?
といったお悩みにお答えしたいと思います。
私自身の考えとしては、条件付き合格で大学院留学しても問題なし!
むしろ、プレセッショナルコースはみんな行った方がいい!
と思っています。
✔ 留学時IELTS 5.5、条件付き合格でイギリス大学院留学
✔ 大学付属の語学学校にて10週間のプレセッショナルコースに参加
プレセッショナルコースとは
プレセッショナルコースとは、英語を学ぶだけでなく、大学院で必要な英語のスキルを学びます。
具体的には、プレゼンテーションの方法、論文の書き方、文章の構成、引用の仕方、グループディスカッションの練習、などです。
条件付き合格の中でもIELTSの点数によって、必要週数は異なり、私が行ったプレセッショナルコースでは、4週間、7週間、10週間などのコースがありました。
私の場合IELTSが5.5だったので、10週間のプレセッショナルコースが大学院入学の条件でした。
クラス分けは専攻によって異なり、私は文系(Art)の大学院だったので、理系の方と同じクラスになることはなく、教育関係、政治関係のクラスメイトが多かったです。
プレセッショナルコースの卒業要件は、下記3つのテストに合格することでした。
①2000文字の英語エッセイ
IELTSのWritingセクションで書く文章が250文字。
初めに2000文字も書くと聞いた時には、絶対無理!と思いました。
大丈夫です!2000文字のエッセイと言っても、1日で2000文字を書くわけではありません。
授業で習ったことを反映させながら、10週間かけてじっくりエッセイを仕上げていく、という感じです。
ライティングの授業で、文章のつなぎにはどのような単語を使えばいいのか、結論を述べるとに使える表現、引用文献の記載方法、論文の展開などを授業で学び、自分のエッセイを修正していきます。
何週間に1回か個人面談があり、先生から具体的にどのように修正すればよいのか指導受けながら、エッセイを完成させました。
②グループプレゼンテーション
3人1組のグループに分けられ、与えられた分野の中から自分たちで話し合ってトピックを決め、発表します。
授業の中でプレゼンテーションスキルについても学びますので、プレセッショナルコースの集大成として、1つグループプレゼンを行う、といった感じです。
授業で習ったプレゼンの構成にならって、起承転結を考えてプレゼンを作成していきます。
オーディエンスの集中力を切らさないように質問を投げかける時間を作ったりしつつ、時間内に発表が終えられるようにグループのみんなと練習しました。
③グループディスカッション
3人1組で与えられたお題についてディスカッションを行い、グループとして1つの結論を導き出す、その様子を先生が採点するというものです。
反対の意見を言うにはどのような表現を使えばよいのか、相手の意見を理解しつつ自分の意見を説明する、発言できていない人がいれば話を振って発言を促す、など総合的な力を判断されます。
特に日本人の場合は、あまりディベートやディスカッションするような教育を受けていないため、最初はなかなか自分の意見を積極的に言うことができませんでした。
授業の中でも何度もディスカッションをする場面がありますので、段々と慣れていきました。
条件付き合格でも問題ない理由
個人的には、条件付き合格でも合格は合格!
IELTSの点数を上げ、条件付き合格をもらえるまで留学を延期する、なんてことは必要はない!と思っています。
実際、同じ週数のプレセッショナルコースに参加した日本人(=英語のレベルが同じ)の中には、医療系、MBA、建築関係などいろいろな分野の人がいましたが、みんな無事に大学院は卒業することができています。
私自身、プレセッショナルコース入学時のIELTSは5.5と留学生の中ではかなり劣等生でしたが、無事に卒業しています。
大学側も生徒の多様性や卒業実績、留学生からの入学金・授業料などの理由から、努力をしている生徒には卒業できるように色々とサポートをしてくれます。
プレセッショナルコースで英語が伸びなかったら?と思う方もいるかと思います。
正直、10週間では英語は大して伸びません。
プレセッショナルコースは大学院を生き延びるすべを学ぶところ、と思っておいた方がよいかと思います。
プレセッショナルコースでエッセイの書き方やプレゼンテーションの方法を学ぶのは、実際の大学院の試験対策です。
また、最近は便利なツールもたくさんありますので、どうにかしようと動く積極性と自立心さえあれば、イギリスの大学院は努力で卒業できます!
条件付き合格でも足きりになっていない、ということは、そういうことです。
卒業が危ぶまれる人は大学も最初から条件付きであれ、合格させません。
なぜなら卒業できな人が増えるのは、大学にとっても不名誉なことだからです。
英語力が低くても大学院で生き残るためにすべきこと
試験の内容を見て授業を選択する
必須単位でテスト形式の試験が免れられない場合もありますが、この中からいくつ、というようなオプショナルモジュールも多くあります。
少なくとも、テスト形式の試験をいくつも抱えるよりは、エッセイなど事前の準備と努力で対応できる試験を取るなどして、テスト勉強する時間を確保するなど、自分の能力に応じてコントロール可能です。
先生や友達にどんどん質問する
イギリスでは大学の講師に直接メールをし、質問をするというはよくあることです。
テストの前も書いているエッセイの方針は合っているのか、テーマを正しく理解しているかなど、直接講師にアポイントを取り、訪問して相談します。
必要な情報を積極的に取りに行く姿勢はとても大切です。
誰かに聞いたり頼るのは情けない・・・と思うこともありましたが、必死すぎていつのまにかそんなプライドはどこかへ行ってしまいました。
授業が終わった後に、課題の内容や自分の理解・認識についてネイティブの友人に確認し、知りたいこと、わからないこと、確かめたいことをそのままにしないようにしていました。
便利ツールを活用する
最近は、DeepLという、とても優秀な翻訳ツールがあります。
私の職場の英語ネイティブの方もそのクオリティにはびっくりしたようで、英語で文書を作成するときには使いなさい!と話していました。
その他には、grammarlyという、英文法をチェックしてくれるサイトもおすすめです。
これらを活用すれば、最低限のクオリティは保証できるかと思います。
私はありがたいことにネイティブの友達がプルーフリーディングを申し出てくれたりしたので、その友人に最終チェックをお願いしたりしていました。
卒業論文の時には、プルーフリーディングをお小遣い稼ぎでやっている博士課程のネイティブの方にお金を払ってお願いしました。
まとめ
条件付きでも合格をもらっている人であれば、あとは積極性と努力で大学院は卒業できると思います。
ただし、英語力はあるに越したことはありませんので、継続した英語学習が必要です。
特に、リスニングやスピーキングはその時々で必要なコミュニケーションスキルなので、個人的にはライティングやリーディングよりもリスニングやスピーキングに重点を置いて勉強しておいた方がいいと思っています。
留学の醍醐味は何と言っても異文化交流ですよね!
英語力は後からついてくる、というようなところもありますので、まずは飛び込んでみてもよいのかなと思います!